国内初の車窓モビリティサイネージサービス「Canvas」を開始 ～ モビリティ産業のデジタルトランスフォーメーションを推進 ～

大和自動車交通株式会社(以下、大和自動車交通)が株主として参画しているS.RIDE株式会社(以下、S.RIDE)は、東京都内最大級のモビリティメディア「THE TOKYO TAXI VISION GROWTH」(以下、GROWTH)を運営する株式会社ニューステクノロジー(以下、ニューステクノロジー)と連携し、国内初となる車窓モビリティサイネージサービス「THE TOKYO MOBILITY GALLERY Canvas」(以下、Canvas)を2021年6月より開始します。

この「Canvas」は「東京に新たなギャラリーを」をコンセプトに、都内を走行するタクシー車両のサイドガラスに広告を映し出すサービスです。S.RIDEとニューステクノロジーはタクシー事業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進の一環として、乗客向けの車内タブレット端末を用いたメディア「GROWTH」による広告サービスを展開してきましたが、「Canvas」ではタクシー後部座席側のサイドガラスに広告を投影する事で、車外の街を歩く人などに情報を発信します。人通りの多い所を走るタクシーの特性を生かし、インパクトが大きく視認性の高い広告の実現とタクシーの空車時間を活用を目的としています。窓ガラスは投影用のガラス製スクリーン「グラシーン」(AGC株式会社開発)が使用され、乗車時は透明な窓ガラスとなりますが、空車時にはプロジェクタによってクリアな広告を映し出すことができます。

「Canvas」は、まずは2021年6月より都内大手タクシー事業者である大和自動車交通、国際自動車株式会社2社のJPN TAXI100台から運用を開始します。その後対象車両を段階的に増やしながら、S.RIDE加盟のタクシー事業社が保有するJPN TAXI全てへの搭載を予定されています。将来的にはタクシー配車アプリ「S.RIDE」で取得した位置情報などのデータと連携する事も検討されています。ロケーションや時間帯に最適化した広告・情報の表示など、従来の屋外広告の枠を超えた活用も可能になり、大和自動車交通としても都市に更に活力を与える一助となれればと考えています。